都合により、この日記を閉鎖することにしました。
短い間でしたが、お付き合いありがとうございました。

ブルー。

2001年3月9日
とっても久々の日記になってしまいました。
前回の日記で、次回はお薬について書く、なんて言いましたが、全然違うお話になります。
しかも暗いです。
お許しを。。。

ここ数日、感情のベクトルがマイナス方向へ向かっている。
その上無気力。
最悪な精神状態だ。
昨日は、何もする気が起きなくて、会社も休んで一日寝ていた。
めちゃめちゃ仕事が溜まってるのをわかってて、そんなことをしてしまう自分がイヤだ。
案の定、今日出社してみたら仕事の山が待っていた。
納期が決まっているので、かなりのハイスピードでこなさないと終わらないであろう事がわかっているのに、今日も昨日に引き続き、やる気ゼロな自分。

自分で言う(書く)のも何だけど、今のわたしは結構幸せな方だと思う。
バセ通院が始まる少し前からの半年間くらいは、とっても辛い時期だったから、その時と比べたら、いや、比べようもないくらい、幸せだと思う。
普通の人なら、「○○の為に、仕事頑張るぞ!」って思える事があるのに、頑張れない。

どうしてなんだろう?
これもバセドウのせいなんだろうか?
あるいは、バセドウ以外に何か病を持ってるんじゃないか?とまで思ってしまったりする。
病気のせいだけじゃなくて、誰かのせいにしてしまったり、思い通りに行かない環境のせいにしてしまったり。
そうやって何かのせいにして、自分を省みない自分がイヤだ。

あ〜〜〜〜、いやだいやだいやだいやだ。

こういう時はどうしたらいいんでしょうか?
いつもいつもこういう感じなわけではなくて、数ヶ月に一度、こんな精神状態になってしまう(やる気ゼロなのはいつものような気がしないでもないけど(汗))
このマイナス精神状態の波が過ぎ去るのを待ってるより他にないんでしょうかねぇ。。。

ここに書いたらちょっとスッキリしました。
知り合いが見ていそうでちょっと怖いですが(^^;

治療法

2000年12月22日
この病気の治療方法は、3種類ある。

1.投薬治療
 方法:甲状腺ホルモンの合成を抑え、亢進症状を減らす薬を
    飲み続けて、甲状腺刺激抗体が消えるのを待つ。
 長所:遅い人でも治療開始から3〜4カ月で血液中の
    甲状腺ホルモンの濃度が正常になり、亢進症状が
    治まるので、普通に生活しながらの治療が可能。
 短所:刺激抗体がいつ消えるか、予測できない。
    抗体が消えないうちに投薬を中止すると、再び
    甲状腺ホルモンが過剰になる率が高い。
    1〜2年投薬しなければならない。
    副作用が起こることもありうる。

2.アイソトープ(放射性ヨード)治療
 方法:放射性ヨードを服用し、そのはたらきで甲状腺の
    細胞の数を減らすことで、分泌される甲状腺
    ホルモンの量を少なくする。
    放射線による副作用は、治療に使う程度の量では
    子孫に影響もなく心配なし(妊娠中・授乳中は別)。
 長所:放射性ヨード服用後、およそ2〜6カ月で甲状腺
    ホルモンの分泌が減少する。
    手術より手軽で、薬より早く治る。
 短所:治療しても細胞が減りすぎて、逆に甲状腺の機能低下を
    起こす場合がある(機能低下は、甲状腺ホルモン剤の
    服用で簡単にコントロール可能。
    この薬には副作用はなく、甲状腺機能亢進症よりは
    ずっと安心)。

3.手術
 方法:薬で甲状腺機能が正常に維持された時点で手術を
    行う。
    甲状腺の一部を残して切除することで、甲状腺
    ホルモンの製造を減らして、ホルモンの過剰生産を
    防ぐ。
 長所:効果が短期間で確実に現れる。
    熟練した医師が行えば、90%の人は薬と縁を切れる。
 欠点:甲状腺の機能低下を起こす場合がある。
    入院が必要。
    多少手術に伴う苦痛がある。
    くびにメスを入れた傷痕が残る(傷痕は、年月が
    たてばだんだん目立たなくなる)。

わたしは現在投薬治療中。
薬とのお付き合いについては、また次回に。。。

バセドウ病の症状

2000年11月21日
1週間後わたしを待っていたのは、案の定『バセドウ病』の診断であった。

『バセドウ病』とは、甲状腺機能が亢進する病気である。
簡単に説明すると、「甲状腺ホルモン」が異常に多く分泌されることによって、新陳代謝が活発になり、エネルギーの消費が激しくなるのだ。
これによって、いろいろな症状が出る。
手のふるえ、動悸、息切れ、疲れ、生活のリズムの崩れ、異常な食欲、激痩せ、発汗、眼球の突出、など。

わたしの場合、目の影響はたいした事がなかった(病院に行く半年〜三ヶ月ほど前くらいは、親に言わせると少し目が出ていたらしいが、自分では気がつかなかった)が、目への影響が著しいと、女性には辛いと思う。

また、激痩せについても、わたしの場合はそれほど痩せたという感じはないが、異常に食欲があり、人より多くの量を食べているにも関わらず、全く太らなかった。

それ以外の症状には、全て自覚があった。

<手のふるえ>

最初に気づいたのは20歳頃だから、病院に行く4年も前の事だ。
線がまっすぐ引けなくなったのが始まりだった。
その1年後には、コーヒーを出す時に、カップとソーサーがぶつかって、妙にカタカタ音が出るようになった。
その1年半後には、タバコにうまく火をつけられなくなる。
ライターを両手で持たないと着火出来ないし、タバコにライターの火を近づけるのが難しく感じるようになっていた。

(自意識過剰による緊張のせいだろうと思っていた)

<動悸、息切れ、疲れ>

階段を上るのが辛くなる。
走るとしばらくドキドキが治まらない。
坂を登るのも辛い。
一日遊ぶと翌日疲れが取れない。
このような症状が、徐々に出てきた。

(多分運動不足だからだな、と思っていた)

<生活のリズムの崩れ>

朝起きれず、夜眠れない。
夜中の3時4時まで眠くならない。
朝は眠くて眠くて仕方なく、昼すぎになってようやく元気が出てきて、夕方頃から本領発揮、という感じなのである。

(少しずつ夜更かしがクセになってしまったのだろう、元々朝は弱いほうだし、と思っていた)

<異常な食欲>

朝は起きられないのでそんなに食べられないが、昼しっかり食べても午後3時ごろにはお腹が空く。
おやつをたくさん食べても、夕飯はちゃんと食べられる。
ちゃんと夕飯を食べたのに、夜中にお腹が空いてまた間食。。。

(ストレスのせいで過食気味なのだろうか、それにしても、こんなに食べても太らないって得な体質だわ、と思っていた)

<発汗>

以前好きだった夏が嫌いになった。
暑くて暑くて死にそうなのだ。
ちょっと外を歩いただけで、ダラダラ汗が出る。
ワンピースを着ていると、背中にかいた汗が足首まで伝わって来たりする。
化粧なんてあっという間に剥げる。
冬でもちょっと暖かい所にいると額に汗がにじみ出てくる。
人より一枚薄着でちょうどいいぐらいだ。
手のひらにもいつもうっすら汗をかいていた。

(体質によるものだろうと思っていた)

あとは甲状腺が肥大している事である。
これも徐々に大きくなって来ていたので、毎日鏡で首を見ていても、自分では全く気づかなかった。

どれも徐々に症状が悪化して行くので、些細な事に感じ、原因が病気とは思いもよらなかった。

身体の変化を感じたら一度病院で診てもらう事をお勧めする。
病気であれば早く発見するに越した事はないし、何事もなければ安心できる。
「自分の身体は自分が一番良く知っている」というのは間違いだ。
この病気にかかって、それを痛感した。
その病院は、表参道沿いにある。
表参道の駅から2分くらいなのだが、最初に訪れた時は、原宿から歩いて行った。
気持ちのいい秋の日で、なんだか表参道を歩いていると「これから病院に行くんだ」って事を忘れそうになった。
だが、病院の自動ドアが開いた瞬間、急に緊張してきた。

病院に着いてまずビックリしたのは、人の多さだった。
ここは、甲状腺専門の病院である。
ってことは、ここにいる人みーーーんな甲状腺の病気なのか。。。
もしかして、『甲状腺』の存在を知らなかったのって、わたしだけかしら。。。
などと思いつつ、名前を呼ばれるのを待つ。

最初に呼ばれたのは、測定室。
身長、体重を量り、脈を取る所だ(後で知ったが、通院のたびに体重と脈を取ることになっている)。
次は予診室で呼ばれる。
ここでは、簡単に症状や病歴などの問診を受ける。
そしてようやく診察室からお呼びがかかる。
が、診察室前で3人分くらい待たされる。

やっと自分の番が来た時には、緊張もだいぶ治まってきていたが、やはり先生の前に座るとドキドキしてきた。
体調や症状についての質問を受け(症状については、後日書くつもりだ)、「えっ、この症状って甲状腺からきてるの?」「えっ、これも?」と、質問の度に驚いてしまった。。。
そして首に赤いペンで線を引かれる。
甲状腺の輪郭をなぞって紙に写すのだ。
「症状や甲状腺の大きさから見て、まずバセドウ病と思って間違いないでしょう」と先生に言われた。
この後血液検査を行ない、その結果でハッキリするだろう、との事。

先日総合病院で血液検査したばっかりだし、そこから紹介状を書いてもらってるのに、なぜまた血液検査をしなきゃならないの!?
と、かなり頭に来たが、これからお世話になる先生にそんな文句を言う勇気はなく、結局検査室の前でまた名前を呼ばれるのを待つ事になったのであった。。。


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『にゃー』さん、『mwe』さん、この日記を読んでいただいたようで、ありがとうございます。
あまり面白くない内容になっちゃってる気がしますが、頑張って書いて行きますので、どうぞ宜しくお願いします。
初めて甲状腺の事を注意されたのは、2年半くらい前の会社の健康診断の時。
「首が腫れてるね。甲状腺に異常があるかもしれないから、病院で診てもらったほうがいいよ」
『甲状腺』?
そんな言葉聞いた事もなかった。
「まぁ、たいしたことないんじゃない?普通に生活してるし、特に自覚症状もないし。。。」と思って、その時はそのまま忘れていた。
その後、だんだんと体調が悪くなっていくまでは。。。
朝、布団から出られなくなり、昼過ぎにならないと元気が出ない。
異常に疲れてる気がする。
遅刻が増え、仕事の能率が落ちた。
これはやはりどこかおかしい。
そういえば健康診断で「甲状腺がどうの。。。」とか言われたっけ。。。
というわけで、近所の総合病院に行ったのが健康診断から半年後の事だった。
問診と血液検査を受け、一週間後に再び病院へ行くと、お医者さんから最初に言われた言葉が
「バセドウ病って知ってます?」
だったのであった。
実は、『バセドウ病』という言葉も、この時初めて聞いた(ので、聞き取れなかった(爆))。
「バセ??って何?もしかして、何かヤバイ病気なのかなぁ?」不安でいっぱいになった。
専門医にかかったほうがいい、それもなるべく早く行ったほうがいい、という事で、3日後、表参道にある『伊藤病院』を訪れる事になる。

ご挨拶

2000年11月9日
わたしは『バセドウ病』を患っています。
が、しばらく通院をサボっており、かなり症状が悪化してきています(汗)。
そんな自分に喝を入れ、キチンと病気と向きあう為に、今日から日記をつけることにしました。
毎日は書けませんが、拙い文章を読んでくださる皆様、宜しくお願いいたします。

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